2010年09月15日

民主党代表選結果

14日に行われた民主党代表選結果

【ポイント】
左から 党員・サポーター 地方議員 国会議員 ポイント合計

菅直人   249 60 412(206名) 721
小沢一郎   51 40 400(200名) 491


【党員・サポーター得票数】
菅直人 13万7998(60.5%)
小沢一郎 9万0194(39.5%)


【栃木県の党員・サポーター票】
左から有権者数 投票総数 菅直人 小沢一郎 無効票

1区 2051 1438 851 584  3
2区 2286 1722 832 888  2
3区  377  270 180  90  0
4区 1918 1393 447 942  4
5区  761  512 273 237  2
合計 7393 5335 2583 2741 11

【県関係国会議員の投票】
<菅直人> 玉木朝子 谷博之
<小沢一郎> 山岡賢次 福田昭夫 石森久嗣 田代郁
<無回答> 富岡芳忠


執拗なマスメディアのネガキャンの中で、小沢一郎の党員・サポーター・地方議員4割、国会議員5割の得票は善戦といえる。

短期的にはマスメディアの勝利だが、世論操作に影響されなかった層が4割あったということは、長期的にはマスメディア衰退の始まりだろう。

次にメディアが狙うのは、政権行き詰まりによる民主党の分裂、そして新自由主義の菅陣営と自民党・みんなの党との連立。
これから菅政権攻撃が激しくなると予想する。
posted by imajin at 08:48| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月16日

村木裁判6

4月15日の大阪地裁公判

(江川紹子氏ツイート転載開始)

大阪地裁なう。なぜか今日は、傍聴券が必要というので、並ぶ。けど、ポツポツ雨が降ってきたので、屋根があるとこに避難。やだなあ、傘持ってないのに

郵便不正事件の公判:村木厚子厚労省元局長への被告人質問続き。弘中弁護士が検事が交代した後の取り調べ状況を聞く。二人目は、国井検事。偽証明書を作った上村被告を取り調べ、村木被告の指示を”自白”させた検事だ。その”功績”を買われ、”大本命”の村木被告の担当になったのか

国井検事は、担当して初日に「この事件はこういうことなんだよ」と行って、凜の会が設立された経緯から、政治家に頼んで公的証明書を入手しようとしたいきさつ、村木被告の指示、上村被告による偽造の経緯などを詳しく語って聞かせた、とのこと。

国井検事が事件の”全貌”を一方的に語るのを聞いて、村木被告は「そういうストーリーになっているのかと思った」とのこと。その後も、国井検事は、他の人の調書を持ち込んで、「○○はこう言ってるよ」と詳しい話を語って聞かせ、村木被告の話はほとんどメモもとらなかった

国井検事は取り調べ2日目、調書を事務官に口述筆記させた。内容は<私は上村さんに大変申し訳なく思っています。私の指示が引き金で、このような事件が起きてしまいました……大変責任を感じています>。「この調書にサインしますか」と聞かれたので「できません」と村木被告は断る

署名を断った理由について、村木被告は「内容が抽象的で、何について私が責任を感じているのか、なんとでも読める内容で、嫌らしく感じたので、サインできませんと申し上げました」と説明。「まったく言ってもいないことでしたし、罠にはめられているような感じがした」と語る

国井検事からは、「あなたが嘘をついているか、他の全員が嘘をついているかのどちらかだ」と言われた。さらに「ノンキャリは汚い仕事ばかりさせられている。ノンキャリは上司の言うことは絶対で、仕事が嫌でたまらない」とも言っていた。ノンキャリアの方に失礼だと思った、と村木被告

「議員さんの紹介があっても、団体の方が訪ねてこられても、私たちがやることは同じです」と説明したが、国井検事は「違う。団体が訪ねて行ってもやらない」と言い張った。呆れて「この人は、どこでこういう思いこみを持つようになったのかな」と思った、と村木被告。

私(江川)が想像するに、検察庁、もしくは国井検事自身がそういう体質(キャリア=検事がノンキャリ=副検事を見下したり、政治家と一般人で対応を変える)なので、村木被告やその職場に、その体質や構図を当てはめたのかも

その一方で、国井検事は毎日現れて「否認していると裁判で厳しい結果が出る。僕は村木さんのことが心配だ」などとも言っていた。国井検事は「非常に思いこみが激しく、信頼関係を作るのは無理だな」と感じた、と村木被告

遠藤検事の取り調べの時から、自分は「記憶にないこと」「と「絶対ありえないこと」をきちんと分けて述べたのに、調書では全然それを分けてくれなかった。たとえば、会った記憶はまったくないが、たくさんの方に会っているので、絶対に会ったことはないない断言はしなかった

なのに、断言したように書かれたので、だんだん不安になった。どこかで罠にはめられているんじゃないか、と思った。っているのに、会ってないと断言している私は嘘つきだと後でされるんじゃないかと、と村木被告は当時の不安な胸中を語った

弁護人の質問に続き、村木被告に検察官が質問。捜査段階での検事の取り調べ状況をさんざん聞いてきた後だけに、「検察官の白井から伺わせていただきます」と丁寧すぎる口調が、なんとも奇妙に感じられる。

検察官「検事の取り調べに暴行、脅迫はありませんでしたね」 村木「遠藤検事は多少声が大きくなることはあったが、肉体的な暴力はありません。国井検事は『裁判で戦うと重い罪になる』と言っていましたが、これは脅迫じゃないでしょうか」

国井検事が、村木被告が自分の責任を認めているような調書を作ろうとしたことについて「二日間やりとりして、どこからこんなものが出てくるんだろうと呆れた。失礼かもしれないが、新聞に『責任を認めた』と発表するためじゃないかということが、頭をよぎりました」と村木被告

「何らかの責任は感じてないのか」と検察官。村木被告は「自分がいた組織に自分がいた間に起きたことなのでそのことの責任は感じる。2人の検事には『管理責任がある』と言われたが、だからこそ真実は何があったのか明らかにしなければ、再発防止もできないと思う」と

検察官は「障害者自立支援法は与党だけで何とかなるわけではなく、野党にも賛成してもらいたいのでは」と、あくまで動機は同法を通すためという筋書きにこだわる。村木被告は「賛成してもらうのは、案があってのこと。でもその時期は(法案の骨格ができる)それ以前の段階……

(既存の障害者支援制度のための)お金の調達をしていた。財務省と財務省に圧力をかけていただける与党の先生とお話しているのが当時の状況でした」と。野党議員にも法案に賛成してもらうために不正な要求にも応えた、という検察側のストーリーを完全に否定した

村木被告は、保釈翌日に記者会見でマスコミの取材に応じた。検察側は事件関係者への接触を禁じた保釈条件に触れ、「TVカメラに写るのはまずいと思わなかったのか」と質問。村木被告が、報道を通じて自分の主張を関係者に伝え、話を合わせるよう圧力をかけた、と主張したいらしい

さらに検察官は、厚労省関係者が村木被告に接触したり、傍聴に来ているのではないかと質問。同省が組織ぐるみで村木被告を庇い、事実の隠蔽に動き、そのために関係者が公判で検察官調書と異なる証言をするようになったのであって、調書の方が信用性がある、と主張するようだ

「ありうるが記憶にないこと」と「絶対にありえない」ことを区別して語る村木被告に対し、裁判長は「凜の会の倉沢さんにあなたが公的証明書を渡すことはどうなのか」と質問。村木被告は「絶対にありません。あれば非常にイレギュラーなことなので記憶に残る」と断言した

この日も、20本以上の供述調書が「非供述証拠(証拠物)」として採用された。供述証拠なのに、「非供述証拠」とされる矛盾。しかも、供述証拠は採用されれば、公開の法廷で要旨が告知されるば、証拠物の場合、それもない。どういう供述が証拠採用されたのか、傍聴人が確認できない
(転載終了)

posted by imajin at 19:58| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月15日

村木裁判5

4月14日の大阪地裁公判

(江川紹子氏ツイート転載開始)

大阪地裁・村木厚子・厚労省元局長の公判。午前中は、まず偽証明書を作った上村元係長の上司T課長補佐ら厚労省関係者2人の取り調べを行った高橋副検事の証人尋問。T補佐は凜の会について「覚えていない」と供述したが、調書を作成しなかったことについて理由を聞かれ

「記憶があるのに嘘をついていると思った。『記憶ない』という調書を作れば、忘れたということで通と思うんではないかいうことで、作成しなかった」と証言。供述の経緯を記録するために否認の調書を作成する必要があるのではないかと弁護人に迫られると……

「主任から『今日は調書を作る必要はない』と指示があった」と、前田検事から否認調書を作成しないよう指示が合ったことを認めた。ちなみに高橋検事も、取り調べメモは廃棄している。なお前田検事は、毎回裁判に立ち会い、検察官団の後ろからにらみをきかせている

高橋検事は、取り調べメモのうち調書にしたものはすぐ廃棄したが、調書化してない部分は、捜査が終了するまで保管した後廃棄したと述べている。その理由は「調書に書かれていない部分もあったので、それについて調書を作る可能性もあると思ったので、廃棄せずにとっておいた」といろいろ書かれているメモのうち、一部を廃棄し、一部をとっておく、なんてことがあるのだろうか、と疑問。

続いて、やはり複数の厚労省関係者を取り調べた牧野副検事。やはり取り調べメモは廃棄した、と。凜の会について「覚えていない」と述べた者に対し、机を叩いたことは認めるも、「こちらにも考えがある」と威嚇したことは否定

牧野副検事は、弁護人反対尋問で、公印の管理状況を厚労省庶務係長に聴取し調書を作成したと証言。弁護側は「その調書は弁護人に開示されていない」と指摘。牧野証人は返答に困り、検察官席にその状況を目で訴える。裁判長、すかさず「検察官の方を見ないで」と注意

大阪地裁。なぜか午後になって傍聴人のボディチェックを始めた。何があったんだろ

牧野副検事は、毎日日替わりで多くの厚労省関係者の取り調べを行った。そんな中、村木被告から公的証明書の作成を指示されたとする部下2人の調書を作成。ただ、その指示は「法から逸脱してもやる趣旨ではなく、必要な書類は用意し、決済を通して作成する」と2人は解していた、と

ところが、実際は正規の決済を経ず上村係長が偽造していた。右陪席裁判官は、「正規の証明書を出す指示が、偽造の指示へとずれていった経緯はどうなっているのか」と聞く。「聞いてません」と牧野副検事。「なぜ聞いてないんですか」と突っ込む右陪席。しどろもどろの牧野副検事

これで証人尋問は終わり。検察側は法廷で、検察官調書と食い違う証言をした重要証人のうち4人について、法廷証言より調書の方が信用できる特別な事情があるとして、証拠申請。裁判官の前では本当の事が言えなかったけれど、密室での取り調べで検事には事実を言った、という主張。

これについて、裁判所はすぐに判断せず。ところが裁判所は、検察官を促して、たくさんの調書類を「供述調書」としてではなく、供述経過を示す「証拠物」として証拠採用してしまった。弁護人が異議を申し立てたが、却下。だから裁判所は油断がならない

続いて、村木元局長の被告人質問が始まる。まず弁護人の質問から。女性、障害者、子供をめぐる課題に取り組んできた経歴、社会人になる際に「国家公務員は国民の願いを制度や法律にかえていく翻訳者だ」という恩師の言葉を胸に刻んで仕事をしてきたことなど、彼女の姿勢がまず語られる

こうしたジャンルの仕事は、民間の人たちとの関わりも深く、「その人たちの信頼を得るためにもしっかり仕事をやりたい」と考えてきたこと、女性や障害者は「本人は働きたい気持ちがあり能力が高くても、社会的偏見があってなかなか働けない、という点似ている」と感じたことなどを語る

検察側の筋書きは、障害者自立支援法制定のため、野党議員からの無理な頼みも断れず、違法な指示を出した、というもの。昨年6月7日から9日までの間に8人の厚労省関係者について、一斉に同趣旨の調書を作成している。弁護人は、この法制定に向けての事実経過を村木被告に確認

村木被告が企画課長となった時、障害者の支援制度が財源不足で行き詰まっていた。初年度は、他の部署の予算を削って回してなんとかしたが、制度の改正が必要な状態。当初は介護保険制度を使うことを検討するなどの経緯を経て、平成16年10月に新制度のグランドデザインを作った。

身体、精神、知的障害者全体をカバーする形の法案作りを決まったのは、平成17年1月に始まる国会に提案する直前。なので、検察側が村木被告が違法な証明書作成を指示したとしている平成16年2月の時点では、法案を通すために議員の無理な頼みを聞くような状況では全くなかった、と

村木被告は、予定を書いた手帳の他に、ノートに議員や障害者団体、自治体などからの依頼や問い合わせなども細かくメモし、それをパソコンの業務日誌に転記して保管していた。それにも、石井議員との面会、凜の会関係者からの面談は、一切記されていない。

逮捕された直後、最初に取り調べを担当した遠藤検事に、手続きについて説明を受けた。「あなたの場合は20日間勾留される。その後起訴不起訴が決まるが、あなたの場合起訴される」と言われた。「結論決まっているなら20日は何のためにあるんだろう」と思った、と

逮捕後、10日ほど経った日の朝、すでに完成した調書を検事が持ってきて、「これにサインしてくれ」と言われたことがあった。読んでみると、言ったことのない話がいろいろ書かれていた。特に人の悪口を自分が言ったようになっていて別人格の人の調書のようだったので、拒否した

検事は「どこが気に入らないか言いなさい。立派な否認調書だと思いますよ」と言ったが、署名を拒否したら「これは検事の作文です。筆がすべったところがあるかもしれません」と言って、作り直した。署名をする前に、翌日弁護人と相談したかったが「それは無理……

私が取り調べるのは今日が最後」と言われた。女性の事務官が「遠藤検事は被疑者の話を聞いてくれる」と言っていたので、ましな方の検察官かもしれないと思い、署名をする、と言った。ところが、検事が「最初と相当ニュアンスが変わったので上司の決裁をとる」と、出て行ってしまった

取り調べの間に、罪の重さについて「執行猶予がつくだろうから大した罪ではない」と検事に言われ、非常に腹が立った。検事さんの物差しと私たち一般市民の物差しは違うと言った(このあたりになって、村木被告は泣き出した)

「私にとっては罪人になるかどうか……。公務員として30年間やってきたことの信頼を失うかどうかの問題なんです、と泣いて訴えました」。法廷でも、涙ながらに語る村木被告だった

(転載終了)
posted by imajin at 11:48| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月29日

村木裁判の論点

検察官調書を証拠採用するかどうかは重要。

(坂本宏一弁護士ツイート転載開始)

村木裁判。検察官証人の意味は,法廷で上村係長などが取調の時の調書と違う証言をした。検察官は調書の方が信用できるから弁護人がストップをかけている調書を証拠として採用せよと迫った。調書が信用できるかどうかをはっきりさせるための検察官証人なのです。

村木裁判。こういう場合,法廷で検察官や警察官はいけしゃあしゃあと嘘をつく。無理な調べはしていません,証人は進んで自主的に供述したのですエトセトラ。弁護人はかなり鋭く検察官を問い詰め,調書が信用できないのではないかと裁判官に思わせるのにポイントを稼いでいるようです。

村木裁判。だから裁判所に上村さんなどの調書を証拠として採用させないようにする必要があるわけで,採用されてしまうと,それは調書を信用しますという意味になってしまうので大変なことです。刑事訴訟法321条1項2号。法律はわかりにくいが要注目です。

(転載終了)


posted by imajin at 19:24| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

村木裁判4

3月29日の大阪地裁公判

(江川紹子氏ツイート転載開始)

厚労省元局長村木厚子被告の公判:公的証明書を偽造した上村係長を取り調べた国井検事が前回に引き続き出廷。上村係長は弁護人から差し入れられた「被疑者ノート」に国井検事から言われた言葉や、自分の言うことを調書に書いてもらえない、供述と違うことが書かれていると書いていた

公判廷で取り調べ状況についての上村係長と国井検事の証言は、まっこうから食い違う。検察側から「上村さんが実際の取り調べと違うことをノートに書いている理由をどう考えるか」と聞かれた国井検事は、次のように答えた。

「当時から、彼は事実を供述するかどうか非常に迷っていた。(村木被告の関与を)供述した後も、単独犯にできないかと言われた。心が揺れ動いていた。(被疑者ノートには)私の話をうまく取り込んで書いている。狡猾だなと思う」と上村被告を非難。

起訴前日には、村木ともども起訴することを伝えたうえで「今までのことは忘れてもらって結構なので、一から話をして欲しい」と語りかけたところ、上村は「スラスラと今までの供述を繰り返した」と取り調べの正当性を強調。上村から署名拒否されたことはないと主張した

国井検事に対し、弁護人が反対尋問。弘仲主任弁護人は、昨年5月26日に上村係長を任意同行・逮捕してから、連日取り調べを行ったのに、5月30日まで事件についての調書を1通しか作っていないことに着目。各日の取り調べ内容を確認したうえで、「なぜ調書にしなかったのか」と追及
国井検事は「内容が裏付けがとれなかったから」などと弁明。弘仲弁護士は「あなたは供述の裏が確認できなければ調書にしないのか」と問うと国井検事は「そうです」と認める。さらに、国井検事がその後村木被告の取り調べをした際、1通も調書を作成していないことを弘仲弁護士が指摘

「被疑者が否認したら、否認調書を作るのは当然。あなたは被疑者が否認しても否認調書を作らないのか」と迫った。国井検事は「ケースバイケース」と。弁護人は「違う検事の年調べに対して、同じように否認しているのであれば、意味がある」と追及。

国井検事は、「従来の供述内容と変わらなかったから」と繰り返すだけだった。その後、河津弁護士が立つ。河津弁護士から驚きの事実が……法廷に戻らなければなりません。この続きは夕方

国井検事は、逮捕された上村係長と合わせて、「凜の会」設立者の一人木村氏の任意での取り調べも担当。検察側の筋書きでは、木村氏は倉沢会長と共に石井議員の事務所に口添えを頼みに行ったとされる人物。しかし木村氏も、公判での証言でそうした調書は「検事の作文」と証言している

さらに、国井検事から怒鳴られたり机を叩かれたりして恫喝された、否認しても認められず「いいんだ、サインしろ」と迫れられたなどと証言している。国井検事は、検察側主尋問の中で怒鳴ったことと机を2、3回叩いたことは認めながら、次のように説明していた。

「木村さんは足を組んで体を斜めにしていて、とても真摯に話しているとは思えなかった。それで『私も真摯に調べているのだから、あなたも真摯に応じて欲しい』と言った。すると木村さんは姿勢を正して『他人事と考えていた、すみません』と言い、態度が変わった」と。

その後、木村氏は「スラスラではない」ものの、「事実」を認めるようになった、と国井検事。机を叩くなどの恫喝的な取り調べはやめるよう、木村氏の弁護人検察庁に申し入れている。それについて木村氏に確認したところ、「私が出してくれと言ったわけじゃない」と言った、と国井証言。
さらに、木村氏の方から「弁護士を解任したい」というので紙を渡して、最初に解任届と書いて、あとは自由に書いてもらった、と。ここまでが検察側の主尋問で出た話。反対尋問に立った河津弁護士は、まずはこの国井検事の言い分を確認。その後、1通の書面を示した 

示したのは、「取り調べ関係申し入れ等対応票」と題する書面。木村氏の弁護人からの申し入れの後、サガモトアキ特捜部副部長が国井検事に事情を聞いた時の状況が書かれている。サガ副部長に対し、国井検事は木村氏の供述態度などについて次のように述べていた。

<木村は真摯に供述しており、机を叩く必要はなく、そのような事実はない>。この説明で、大阪地検は国井検事が机を叩くなどの恫喝的取り調べはしていないと判断したもよう。国井検事は上司に対し、机を叩いてないと、嘘を言っていたのか。河津弁護士が証言と書面の矛盾を突くと……

国井検事は「私は恫喝したり恐喝したりするために机を叩いたんじゃない」「机を叩いた後は真摯になった」など述べた後、「私と副部長の間のやりとりに不十分なところがあった。恐喝恫喝したことがあるのかと聞かれたが、そういうことはしていない」などと弁明した

国井検事の発言は、上司の事情聴取で述べたことと、公判での証言とどちらが事実なのだろうか……

裁判官たちも国井証言には疑問を持ったよう。たとえば上村係長が当初単独犯を主張していた(国井によれば真実を隠していた)理由について、国井証言は「上村はノンキャリの同僚を庇っていた。厚労省は国民からの批判浴びることが多く。また組織的不正が明らかになったら……

同僚が悲しい思いをする」と。左陪席裁判官は「ノンキャリの上村の単独犯でも、他のノンキャリに迷惑がかかるのは一緒ではないか」と率直な疑問。国井は「1ノンキャリがやるのと組織的では、国民の批判の目は違う」と説明。裁判官「上村がそう説明したのか」国井「それは私の想像」

裁判官は重ねて「なぜ、本人に聞かないんですか」。国井「聞いたが、細かいところまで答えてくれませんでした」。裁判官「聞いたんですか」国井「……」。

ノンキャリの同僚を守るために、キャリア官僚の村木被告の関与を言えなかったというわかりにくい説明には、右陪席も「矛盾を感じませんか」と至極もっともな疑問を投げかけていた。そして、最後に裁判長も質問

「上村が公判で証言をひっくり返すかもしれないと、捜査段階で思っていたのか」国井「はい」裁判長「取り調べ状況について主張が食い違う可能性があるのだから、裏付けを残しておこうとは思わなかったのか」。裁判長、検事のメモ廃棄について、かなり疑問を感じている様子

国井検事は上村が泣き出した後に供述を始めたと述べているが、そうした状況はメモもせず、記録にも残していない。裁判長はその点について「いつ泣き出したのか分からなくならないか」と問う。国井検事は「調書を見れば思い出す」と。けれど、客観的にkその事実を示す記録は何もない

木村氏、上村係長と次々に村木被告の関与を認めるストーリーの通りに「自白」させた国井検事は、最後に、否認を貫いていた村木被告の取り調べを担当。大阪地検特捜部は、国井検事の”捜査手法”を知ったうえで、この配置を決めたのか……

次に出廷した遠藤検事は、当初村木被告を取り調べ、その後国井検事と入れ替わり、上村係長の取り調べをした。事実関係については、ほとんど詳しい調べはせず、心境などと聞き、最後に反省文を書かせた、と。その反省文について、上村は遠藤検事に書き直しをさせられたと述べている。

書き直しの理由について、「訂正箇所が多かったので、『清書してください』と言った」と。さらに事件による被害について言及したものを想定していたのに、短いものだったので「短いね」と述べた、と。裁判官は、反省文を書き直しをさせる経緯などを確認。

「ICレコーダーとかがあるでしょう」と裁判長はソフトな口調で鋭い突っ込み。ちゃんと取り調べ状況を記録に残す「可視化」が必要であることを、一連の検察官証人が示す結果となった

(転載終了)
posted by imajin at 18:46| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月25日

村木裁判3

24日の大阪地裁公判

(江川紹子氏ツイート転載開始)

大阪地裁なう。法廷には傘の持ち込み禁止ですって。帰りに忘れないようにしなくっちゃ。今日もしっかりメモメモ。証人の検事さんはゆっくりはっきりしゃべってね!

大阪地裁村木公判で、村木厚子被告の上司だった塩田部長が、自民党の国会議員から金を受け取ったことが明らかになりました。ちょうど日歯連の問題がクローズアップされていた時期。取り調べ検事は、「贈収賄の可能性もある」として取り調べを行ったと証言。

調書に書かれた自民党議員とはいわゆる厚生族の「キムラヨシオ氏」とのこと。東京で政界の取材をされているジャーナリストは、ぜひ、真偽の確認を!事実なら、なぜ自民党議員が、この時期に厚労省幹部に現金を?

取り調べで、民主党の石井議員の働きかけがあったことを認めた塩田部長が実は自民党議員から金をもらっていたほか、業者からも金品を受け取っていたことも判明。塩田部長は村木課長(当時)に、公的証明書の指示したとされる人物。なぜ彼は本件でも逮捕されず、贈収賄にも問われない?

話が後先になりましたが、今日の証人は前回に続いて塩田部長ら4人の重要証人の取り調べを担当した林谷検事。今日は弁護側の反対尋問。林谷検事は、取り調べの時のメモを廃棄。その点について弁護人が「取り調べメモは証拠開示の対象になるということは分かっていましたね」と鋭く追及

同検事は、廃棄したメモが本来証拠開示の対象になることは知っていた、と認めた。弁護人はさらに、同検事が取り調べた凜の会の河野容疑者(当時)の弁護人が、捜査が行われている当時に文書ででメモを廃棄しないように求めていたことも指摘。同検事がこの文書を読んでいることも確認

にもかかわらず、メモを廃棄したことについて「証拠隠滅に当たるとは考えなかったのか」と弁護人、厳しく追及。検事は「考えなかった」。弁護人「不安は?」検事「なかった」弁護人「それは検事という立場だからか」検事「私がいらなくなったから捨てただけ」

メモが破棄されたのは、公判前準備手続きが始まった頃。しかも、この検事だけでなく、軒並み取り調べメモは廃棄されているとのこと。検察側の組織的証拠隠滅の可能性も?あるいは公的文書の私物化?いずれにしろ、大阪地検の対応は問題

検事に「特捜をなめるのか。一泊でも2泊でもしていくか」と脅されたという証言を否定。「勾留が長くなるかどうかはあんた次第だ」と威嚇されたという証言も否定。河野容疑者の弁護人から取り調べの録音録画の申し入れもあったが、それを読んだ後でも、検事は録音録画はしていない

弁護人は、「石井議員に公的証明書を作ったという話を塩田さんが否定した後に、贈収賄っぽい話を調べている。相手は萎縮するとか、強く自分の意見を主張できなくなるのではないか」と問う。検事が「そりゃ、気持ち的には萎縮するでしょう。金品もらって萎縮しない方がおかしい」

検事が思うような供述がとれない時に、自分も逮捕されるのではないかとビクビクしている相手の弱みを付いて、検察側に迎合するようにし向けたのではないか、と印象づけるやりとり。塩田部長は被疑者としての取り調べを受けたが、起訴されずにすんだ。

おっと、もう裁判所に戻らなきゃ。裁判所近くのイタリアン。今日のパスタランチはサーモンとブロッコリーのクリームソースでした。スープや前菜いろいろ、飲み物までついて、850円。サーモンたっぷりでお得感あり。さすが大阪!

帰りの新幹線なう。お弁当も食べたし(お気に入りの「日本の味博覧」)、これから村木公判の午後のハイライトをまとめていきま〜す

午後の公判:林谷検事への弁護側反対尋問の続き。検察側は厚労省が障害者自立支援法を通すために野党議員からの要請で、実態のない障害者団体に公的証明書を偽造した、という筋書きを立てている。その根拠となった厚労省関係者の検察官調書について弘仲主任弁護人が聞く。

「塩田部長に自立支援法について聞いた調書を作った目的は?」林谷「どういうことで政治家に気をつかわなけきゃならないのかという、当時の背景を聞いた」弁護人「本件の動機について聞いたのか」「林谷「ではなくて背景事情。一般論として官僚がどう動くのか聞いた」

弁護人「主任検事からこの点を聞けと指示があったのか」林谷「それはない」弁護人「ところが、他の厚労省関係者も一斉にこの時期に自立支援法について調書で語っている」。弁護人は6人の検事が6人の厚労省関係者が、2日の間に同趣旨のことを調書で語っていると指摘。

弁護人「これが偶然というのか」と追及すると、林谷検事「必要なら調書を取ってくれという指示くらいはあったかもしれない」と証言をぼかす。弁護人は「これが動機だというので、一斉に調書を取れと指示があったのではないか」と追及。林谷「そういうことはない」と否定

続いて、裁判官が尋問。裁判官の関心は、林谷検事の取り調べ態度と、取り調べメモの廃棄問題に集中。左陪席裁判官は、塩田部長に対して、林谷検事が容疑事実を告げず、「なぜ呼ばれたのか分かるか」とただしたのはなぜか、と聞く。林谷「(塩田は)相当ビビっていたので」と。

左陪席は、塩田部長の天下り先で業者からもらった金品などが押収され、収賄の疑いも出てきたことに関連して、「本人は何の件で調べられているのか分からないかもしれないですね」と問う。林谷検事、それを認める。すると左陪席裁判官は……「なのに『何で呼ばれているか分かりますか』なんて聞いたら、相手は余計にビビるかもしれませんね」と。さらに、柱谷検事が調書内容を被疑者に確認する方法についても確認

林谷検事は、被疑者を座らせて調書を黙読させ、自分はその右後ろに近接して立ち、右手で一行一行指し示しながら音読するという方法を取っていたと証言。体格のいい検事が後ろから覆い被さるようにする様子が、法廷で再現された。被疑者にはかなりの圧迫感がありそう。裁判官は……「いつもあのスタイルなんですか」と怪訝そうな顔で、素朴な疑問を呈していた。続いて右陪席裁判官。メモを廃棄したことについて「メモがあれば調書の信用性が証明されるのではないか」と問う。林谷「取り調べのためのメモで信用性を証明するためのメモじゃない」と弁明

裁判官は重ねて「調書の内容がメモと同じであれば、信用性は高まりますよね」と確認。裁判官のメモについての追及に、林谷検事は「そう言っていただけるなら、残す意味はあるかもしれない」などと困惑気味。裁判官が、ここまで検事を突っ込むのは珍しい。

そして裁判長。立ち会い事務官はメモを作っていないのか、主任検事に提出する報告書を作ってないのか、と聞くも、林谷検事はいずれも「作っていない」と。裁判長は取り調べをしても調書を作らない日が何日も続いていることについて「意図する供述が出ないので作らなかったのでは」と

林谷検事は、以前やはり大阪地検特捜部が捜査をした生駒市前市長らの汚職事件でも被疑者ら2人を取り調べ、いずれも公判で取り調べ調書の信用性が問題となって、証人尋問を受けたことがある。裁判長はその時のことについて「やはりメモについてのやりとりが弁護人とあったか」と聞く

「はい」と林谷検事。「その事件ではメモはどうしたのか」と裁判長。「廃棄してました」と林谷検事。裁判長は「その時も関係者とあなたとの間で供述が食い違ったんですね」と確認。林谷は「はい」と認める。そういう経験があるのに、今回もメモを廃棄したことに裁判所は強い関心を示す

続いて3人目の取り調べ検察官は、公的証明書偽造の実行犯上村係長の取り調べを行った国井検事。長髪、細身。検察側の主尋問で、国井検事もまた、取り調べメモを廃棄していることが明らかになった。廃棄に理由を聞かれ「必要ないから」と

国井検事、よく言えばクールなエリート、悪く言えば冷たく高飛車な感じ。上村係長は最初単独犯だと自白した。しかし、上村係長が公的証明書の前に稟議書の偽造を行ったことを聞いても否定し、現物を突きつけ、上村係長の署名を示して、ようやく認めたことを挙げ、「ことさらに虚偽を 供述しているんだろうと思った、とのこと。上村係長が偽造した公的証明書を保存したフロッピーを自宅に隠した場所についても、すぐに本当のことを言わなかったなど、彼がなかなか真実を語らない人物だったと印象づける証言が続く

その後も厚労省関係者についてなかなか供述せず、ようやく村木課長の指示を認めた後も、詳細を聞いても「もう少し時間をください」といってなかなか語らなかった、と国井検事。厚労省ぐるみとなると、ノンキャリの同僚たちも肩身の狭い思いをするので上村は組織擁護をしたと国井検事

村木逮捕後に、再び上村が単独犯を主張したことがあったが、それは自分一人の供述で村木が逮捕されたと思い事件が大きくなって怖くなった、拘置所のラジオで村木が否認していることを知ったなどが原因と国井検事

その上村に対し「村木さんも本当のことを話せばすっきりする。悪い人じゃないし、いずれ本当のことを話してくれるでしょう。一緒に村木さんを信じましょう」と言ったら、上村は「分かりました」と納得してくれた、と国井検事。ホンマカイナ?

泣きながら、時に絞り出すような声で国井検事に供述を押しつけられた状況を訴えた上村に対し、時に薄笑いを浮かべているのではないかと思えるくらいの感じで、よく言えば落ち着いた、悪く言えば上から目線の態度で供述を続ける国井検事。次回、弁護人や裁判官は何を尋ねるのだろうか

取り調べ検事の証人尋問は、通常、調書を証拠採用するための儀式に過ぎず、裁判を傍聴していて最も退屈な時間。被告人が無理な取り調べを訴えて検事が呼ばれることが多いのだが、検事対被告人となると、裁判官もおざなりの質問しかせずに、検事の言い分を認めてしまうことが多いからだ

しかし、この村木公判に限っては、検事尋問の中で、検察側の問題点や疑問点が浮かび上がっている。特に、裁判所がメモの廃棄や検事の取り調べ態度、捜査の手抜きなどについて次々に鋭い、あるいは素朴な(つまり普通の人が疑問に思うような)質問を次々に発し、検察側を困惑させている

今までだったら、たいした苦労もせずに裁判官は検察側の言うことを信用してくれたのに、今回は違う…と検察側が戸惑っている有様が、見ていてありあり。それは、被一人ではなく、検察側が出してきた証人が軒並み調書と異なる証言をするのに、裁判所の疑問を持ち始めているからだろう焦った検察側は、新たな証人申請や証拠申請をしてきた。たとえば、すでに尋問を終えている凜の会の倉沢代表をもう一度呼びたいと言い出した。また、以前は無視していた調書類も証拠申請。石井議員の証言の時、手帳を示そうとしたら、検察官ややっきになって「公判前整理手続きで出されてないものを出すなんて、手続きを形骸化させる」と反対してきた。今回の検察側の対応こそ、公判前整理手続きを形骸化させるのではないか?なりふり構わずの態度に、検察側の焦りが伺える

ちなみに、この事件の主任検事だった前田検事と取り調べた4人に公判廷で調書を否定された林谷検事は、この公的証明書偽造事件の捜査の後、東京に出張して、民主党の小沢氏を巡る、いわゆる西松事件の捜査の応援をしたそうです


(転載終了)

posted by imajin at 12:22| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月19日

厚労省・村木裁判2

ブログ「日々坦々」に江川紹子裁判傍聴ツイートのまとめがあった。
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-362.html

検面調書に否認の調書がないことを裁判長が確認。
posted by imajin at 16:37| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月05日

村木元局長の裁判で石井一参院議員が証言

昨日(4日)、ジャーナリストの江川紹子さんが厚労省村木元局長裁判を傍聴しました。
そして民主党の石井一参議院議員の証言をtwitterでレポート。
これは、その転載です。

皆さんが読んでいる新聞と内容を比較するのも面白いかと。

--------------------------------------
無事傍聴券ゲット。法廷に入ります

休廷。石井議員の手帳を巡って検察と弁護側の論争あり。検察は、それを証拠提出したり 法廷で示すことに猛烈に反対。そこには、検察の描いた構図を突き崩す重大事実がかかれいました。倉沢被告が公的証明書を得るために石井議員に会ったという日、じつは石井氏はゴルフ場にいたのでした

石井議員は自分の行動を克明に記録していました。その事実が判明するのを恐れた検察が懸命の抵抗をしたのでした

お昼休み。裁判所近くの喫茶店でお昼をささっと食べて、つぶやき開始

検察側の描いた構図での、石井議員の位置づけをおさらい。自称障害者団体「凜の会」代表の倉沢被告は、昔秘書として務めたことのある石井議員の事務所を訪ね、石井氏に公的証明書について厚労省に口添えしてくれるよう依頼。石井議員が厚労省の塩田部長に依頼し、塩田部長が村木被告に指示(続く)

(続き)村木被告(当時は厚労省課長)が上村被告(同係長)に証明書偽造を指示した――という筋書き。ところが、これまでの公判で、上村被告は村木被告の指示を否定。塩田部長も村木被告への指示や石井議員からの働きかけを否定。倉沢被告だけが「2004年2月午後1時に石井議員と会った」と証言

今日の公判で弁護側証人として出廷した石井議員は、過去40年にわたって自分の予定と実際の行動について克明に手帳に記録している、と証言。04年2月25日は衆議院の予算審理が佳境を迎え、「年金、構造改革の集中審理が予算委員会で行われ、閣僚は全部そこに張り付き。他の議員は予定がなかった」

「なので私はその日成田市のゴルフ場にいました」と述べ、一緒にゴルフをした議員などの名前を挙げました。午前7時頃に自宅を出て、1ラウンドプレーをし、風呂に入って着替えをして4時頃ゴルフ場を出たとのことです。その後は東京に戻り、赤坂の料理屋で議員や業界関係者との懇親会に直行。

そのため、事務所で倉沢被告と会うことはありえない、と石井氏は強調しました。また、倉沢被告が石井氏の秘書になったのは1982年で、翌年の選挙で石井氏が落選したため、務めていたのはわずか1年。その後は、石井氏が参院比例区に鞍替えした時に、ボランティアとして手伝ったくらいの関係

年に1、2回訪ねてくるというくらいの関係だったとのことです。2001年には1回、02年と03年はゼロ回、04年と05年は2回と、会った回数まで石井氏は正確に覚えていました。それは、法廷に来る前に手帳を確認しておいたから。会った人、用件なども、毎日欠かさず、克明に記録してあるそう

石井氏は、捜査段階で大阪地検の前田検事の事情聴取を受けています。そのときも、2004年分の手帳を全部並べて「見ていただいて結構ですよ」と言ったのに、検事はあまり興味を示さず、パラパラを見ているくらいで、その日について詳しく聞かれることはなかった、とのこと。

「今年に入って、弁護士さんから『この日の記録はあるか』と聞かれたので、『ありますよ』と言った。神戸の事務所に電話をして、古い手帳を確認させ、そのページをFAXさせたんです」と石井氏は経緯を説明しました

というのは、検察側は、公判前整理手続きで石井氏の”アリバイ”について弁護側が主張してないとか、証言予定事実の書面にも書いてないので、手帳を弁護側が証拠提出したり、法廷で示したりすることに猛烈に反対したため、裁判長が、まず手帳を弁護人が入手する経緯を明らかにするよう求めたのです

石井氏が経緯を証言したため、裁判長は、検察官の異議を退け、法廷で手帳を示すことを弁護側に許可しました。その手帳は法廷のスクリーンにも映し出されましたが、実に細かく誰といつ、どこで会ったかが書かれていました。問題の日のゴルフについては、場所やスコアまで書かれていました

石井氏は、倉沢被告から「凜の会」について聞いたのは、たった一度。すでに証明書が発行された後の2004年11月6日。「倉沢が私の事務所を訪ねてきて、タブロイド大の新聞を見せて、(選挙対策のために)これに先生の写真や政策を載せたらどうか、と言ってきた。郵便代が安いんだ、と言っていた。

送る相手は障害者だという。民主党には障害者の団体をバックにしている候補者が他にいるし、今さら私がとってつけたように顔や名前を送っても、選挙の役には立たない。にわかごしらえでそういうことをしてもダメだと言って、私は話しに乗らなかった。その時に、新聞の名前を見て、『なんと読むんだ』と

聞いたら、倉沢は『凜の会』ですと言った。私は『難しい名前やな。考えておくけど、気が進まない』と言った。後にも先にもこれっきりです」と石井氏は証言。弁護人から、「倉沢被告に、『あの時にお世話になりました』という話は出なかったのか」と聞かれ、「石井氏は『ありません』」と明言

まったく無関係なのにマスコミにあたかも関係があるように報じられ、選挙を控えていたのに、とても迷惑をしたと石井氏。支援者からも「厚労省の局長と男女関係でもあるのか」という電話まで来るようになり、困って弁護士に相談。身の潔白を証明するために、やむをえず週刊誌を提訴した。
「新聞なんて、(間違いを)書いたって、全然責任とりませんからね」と法廷でぼやく石井氏でした

石井氏が使っている手帳は黒表紙、横10センチ、縦15センチ、厚さ1センチくらいのもの。150ページを2ヶ月で使い切ってしまう、とのこと。1年に6冊、過去の分が約200冊保管してあるそうです

そろそろ裁判所に戻ります。

休廷。検事からの反対尋問で石井議員は、村木被告とは今日初めて会ったと証言。知り合いでもないのに証人となったのはなぜかときかれ「私自身もマスコミに書かれて相当辛い思いをした。村木という女性局長は高知の大学を出て東大卒の競争の中であそこまで上り詰めたのに被告人の席に立たされて、さぞ

辛いだろうな、と」「この事件にはおかしい点がたくさんある 。弁護士からの強い要請もあったが、この際出て証言すべきだとおもった」法廷にたつのは初めてとのこと

検察官は石井議員の証言を崩そうと必死。一緒にゴルフに行った議員が、当日、国会の委員会に出ていたという議事録を突然出してきた。ところが石井議員、「いい所に目をつけられましたが、議事録には出席してもしなくても、メンバー全員の名前を載せるんです。

なので、そこに載っているからと言って、私と一緒にゴルフをやっていなかったということにならないんです。よくお調べください」

さらに検察官、「その日はインのスタートで……」と言ったところで、弘中弁護士すかさず立ち上がり、「異議!」。それは証拠に出てないと。尋問が終わった後、弘中弁護士が再び立ち上がり、「インからスタートしたと分かっているのは、ゴルフ場に照会をしているんですよね。それを開示してください」

とたんに検察官しどろもどろ。「捜査中です」。さらに弘中弁護士が詰める。検察官は「問い合わせはしたが、証拠になっていない」などと、照会したことを認めました。石井証言が正しいことを、実は分かっていたことを事実上”自白”。けれども「証拠化されたものはない」などと、しどろもどろでした

裁判所は、検察側が証拠採用に反対していた石井議員の手帳を、弁護側の主張通りに証拠採用を決定。検察官は異議申し立てをしましたが、裁判所は退けました

裁判の最後に石井議員は「この裁判は検察の倫理、検察の存在(意義)を問うている。検察は善であり公正無私であるとの面目を果たしていただきたい」と述べ、検察が自発的に何らかの責任を取るよう求めました

公判後、記者会見した石井議員は「私のことも(マスコミは)ほとんど犯人扱いだった」「皆さん方は事実に基づかない報道を続けてこられた責任をどうとるのか」「皆さん方の情報のあつめかたはどうだったのか。(検察の)リークでしょ?」など、マスメディアの報道について猛省を促しました

ソコトコの「今週のキーワード」は「検察の倫理」にしました。昨日の裁判での石井議員の証言から。それにしても、検察が石井議員に事情聴取したのが昨年9月というのには驚きを禁じ得ません。村木元局長が逮捕されて3ヶ月も後ですよ。何の裏付けも行わずに人を逮捕し、起訴し、拘束を続けたということ
posted by imajin at 19:45| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

福田内閣

    福田内閣閣僚名簿等
         (2007/9/25)

総理           福田康夫
総務           増田寛也(再任)
法務           鳩山邦夫(再任)
外務           高村正彦
財務           額賀福志郎(再任)
文部科学         渡海紀三朗
厚生労働         舛添要一(再任)
農林水産         若林正俊(再任)
経済産業         甘利明(再任)
国土交通         冬柴鐵三(再任)
環境           鴨下一郎(再任)
防衛           石破茂
官房           町村信孝
国家公安         泉信也(再任)
沖縄・北方、科学技術   岸田文雄(再任)
金融、行革        渡辺喜美(再任)
経済財政         大田弘子(再任)
少子化、男女共同参画   上川陽子(再任)
posted by imajin at 08:00| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月12日

安倍首相辞意表明

敗戦で御破算となった戦前レジームは、60年を経て、政界では世襲議員の跋扈という形で戦後レジームを完成した。
それは民主主義の制度を利用した、新たな「貴族制」の形成であり、安倍の存在そのものが戦後レジームの所産と云える。
彼の言う「戦後レジームからの脱却」は、本来、彼自身に向けられ、彼の自己否定につながるべき性質のものであった。
今回の辞任騒動は、無能な人間が総理大臣になれてしまう「貴族制度」の当然の帰結である。
posted by imajin at 22:19| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月06日

民主党「次の内閣」

民主党「次の内閣」と政府カウンターパート

s-IMG_1426-1.jpg
posted by imajin at 07:59| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

安倍改造内閣

首相 安倍晋三
総務相 増田寛也(民間)
法相 鳩山邦夫
外相 町村信孝
財務相 額賀福志郎
文部科学相 伊吹文明(留任)
厚生労働相 舛添要一
農相 遠藤武彦 → 若林正俊
経済産業相 甘利明(留任)
国土交通相 冬柴鉄三(留任)
環境相 鴨下一郎
防衛相 高村正彦
官房長官 与謝野馨
国家公安委員長・防災相 泉信也
沖縄・北方相 岸田文雄
行政改革・金融相 渡辺喜美(留任)
経済財政相 大田弘子(留任)
少子化相 上川陽子

posted by imajin at 17:27| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月30日

2007年参議院選挙メモ

栃木選挙区・党派別議席数

the_House_of_Councilors_election2007.pdf
posted by imajin at 23:59| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。