2007年09月08日

垣根涼介『ワイルド・ソウル』

垣根涼介『ワイルド・ソウル』上下(幻冬舎文庫)

始めて知った、掘り出し物の作家。書店の古本コーナーで偶々手にした。

戦後の国策に乗って移住したものの、日本という国家に見棄てられたブラジル移民1世2世の復讐の話。
社会性のあるテーマを、大藪春彦を薄口にして少々行儀を良くした文体で書いている。ストーリーの運びが自然で、入植したアマゾン流域の描写がリアルで深い。
読みやすいハードボイルド作品。


関連項目

移民を扱った純文学には、第1回芥川賞受賞作・石川達三の『蒼氓(そうぼう)』(絶版らしい)がある。

ブログ「鯰のひとりごと」の「名作の舞台」ページhttp://www.zusi.net/meisaku/soubou/soubou.htm
posted by imajin at 09:28| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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