2016年03月16日

『春の戴冠』終了

辻邦生『春の戴冠』(中公文庫kindle版)全4巻をようやく読み終えた。

  プラトン研究者「フェデリゴ」が回想する形式で、ボッティチェッリの生涯と創作活動を伝記風に書いた佳作。
  フィレンツェという町の盛衰(=メディチ家の盛衰)を生命体のそれとして捉え、ボッティチェッリの作風の変化とリンクさせている。モデルとなったシモネッタとの関係、『春』や『ヴィーナスの誕生』の中のギリシャ神話の寓意についても詳しい。

プラトンを読みたくなったが、イタリア旅行の予備知識として昨年の暮れから始めたルネサンス関係の読書は、ひとまず終わり。
辻邦生は奥が深そうだから、あとでもう少し読もう。
posted by imajin at 22:47| 栃木 ☁| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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